検索エンジン世界シェアNo1の企業が地図開発
Googleは1998年に生まれたばかりの若い会社ですが検索シェア世界No1の企業です。
当時、まだ大学生だった創業者の2人は ”世界中の情報を整理し誰でもアクセス出来る様にする” という思いでGoogleを設立しました。
様々なサービスを提供し続け、中でもGmail・YouTube・Googleマップなどは現代人にとって無くてはならないサービスになっています。
特にGoogleマップはインフラと言っても良いくらい生活に直接影響しています。
ユーザーが施設検索をする際「地名」「現在地」+「カテゴリー」が圧倒的でユーザーの利便性向上を解決する方法がローカル検索だったのです。そして、それこそがこの記事のタイトルの答えです。
Googleマップの圧倒的なシェア
引用元: ニールセン TOPS OF 2019: DIGITAL IN JAPAN~ニールセン2019年日本のインターネットサービス利用者数/利用時間ランキングを発表
このグラフはアクティブユーザーのアプリのトップテングラフです。
表の10項目中5項目がGoogleのサービスであることも興味深いところですが、今回そこは置いておいて。ユーザー第一と考えているGoogleは利用者が多い事に満足しているのでしょうか?
そんなことはありません 競合他社の地図アプリもGoogleを追い越すために開発を続けています。
そしてユーザーは必ずしも満足しているとは限りません、だから成長は必要なのです。
満足した時点で成長は止まり衰退が始まります、Googleもサイト上のポリシー(10の事実)10項に「すばらしい」ではたりないと自分達に言い聞かせています。
グラフで分かるようにユーザーは積極的にGoogleマップにアクセスしています。
では、このユーザーは行く先々で自分の”現在地の確認”でもしているのでしょうか?
いいえ、周辺の施設検索をしているんです、お腹が空いた人はレストランをショッピングの人はブティックなどを検索しています。
今まさに近くで購買意欲の高いユーザーが、貴方のお店に関係するキーワードを検索しているかもしれません、もしかしたらGoogleマップの情報不足で機会損出に繋がっているかも・・・最悪な状況はGoogleのAIが情報の不備等で貴方の施設の業種やサービスを理解していない、またはユーザーに勧めるにはリスクがあると判断しているのかもしれません。
その様な状況は、お店にとってもユーザーにとっても非常に残念なことで回避したいところです。
ここでGoogleマップのユーザーを満足させるには?と考えると、サービスの向上は勿論最重要ですが、先ず「お店を知ってもらう」「正しく表示してもらう」ためにはユーザーのための情報の充実が一番に上がります、正しいアドレスは勿論、何を提供している施設なのか?美味しそうなメニューの写真や店内の雰囲気が分ったら、ユーザーのお店選びの失敗を極力抑える事ができ最後に「Googleマップで調べて正解だったね!」と情報に満足してもらえます。
情報の不足とGoogleに率先して表示してもらえない理由とは? 例えば、貴方の店舗名が「順子」だとしましょう。正しい情報・営業時間が無ければ、ここはスナック?美容院?お好み焼き屋?そもそも営業してるの?とGoogleにはさっぱりわかりません。
Google自身が確証できない情報を大切な検索ユーザーにお勧めする訳ががありませんし、もし間違った情報を安易にユーザーに提供すればGoogleが最も嫌う「利用者に不利益」が発生します。
これを回避するためと情報充実を促進するためにGoogleはお店の管理アプリ「マイビジネス」をオーナー(管理者)に無料で提供しています。
無料で提供している以上はGoogleのガイドラインに従う必要があります。
悪意のある情報更新、例えば実際には存在しない店舗名(キーワードを含めるなど)に変更したりユーザーを騙すような事実では無い投稿をしたりしていれば、最悪ビジネス情報や管理アカウントの凍結なんてことも考えられます。
ユーザーの為に正しい情報を整備し公開していれば、Googleは正しくユーザーに貴方の店の情報を届けます。SNSでの情報発信やHP構築の前に、先ず先にやっておかなければいけない案件です。
Googeleマップを理解し活用しているオーナーや管理者は、ユーザーのアクションを見つつ新規顧客獲得のため日々マイビジネスの更新をしています。
消費する側とサービス提供側からみるローカル検索

いまやGoogleマップは世界中の生活圏の道を網羅し多くの場所の環境までもストリートビューで確認できます。
Googleマップは、Googleが10年ほどかけて世界中の道と施設・Web情報を、ユーザーが利用しやすいように改良に改良を重ね作り上げてきました、一つのアカウントで世界中の地図や施設情報が無料で手に入る画期的なプラットフォームです。
大きなイベントなどを目的に知らない場所に行けば、「地理や施設に明るくないしどうしよう?」そんな時に頼りになるのがスマートフォンとGoogleマップで旅の強い味方になります。
残念ながら今年は中止になってしまいましたが、無事にオリンピックが開催されていれば街中でGoogleマップを利用している多くの外国人を見る事ができたでしょう。
検索ユーザーと施設管理者が共に無料で利用できるように環境を整え、他の地図アプリでは考えられない自分のお店の情報を自身で管理と公開ができる、しかも全世界の人に。Googleマップの情報整備は必然です。
うちの店は情報サイトやHPも公開してるし、やる意味ないんじゃない?

確かに、一昔前までのユーザーは美味しいラーメンが食べたいと思えば「食べログ」「ぐるなび」美容院を探すなら「ホットペッパービューティー」など紙媒体が主流でした、PCでのネット検索が普及してからはWebサイトが主流になり益々影響力を持ちました。
しかしスマートフォンとGoogleマップの爆発的な利用者の急増で、スマホでのローカル検索が特に10代~30代の層でで顕著になり、グルメサイトなどの利用者離れが加速した結果、2019年には最終利益が80%以上減となった情報サイトの運営企業もあった程です。
上記のようなサイトはユーザーには利益がありとても便利なのですが、その分施設側の負担が大きくなっていたのも事実で、忙しくなればなった分、利益からマージンを持っていかれるという本末転倒な状態の中で利用者離れが進んでいます。
本来であれば集客で利益を上げた施設側が利用ユーザーに還元(サービスの向上など)するのが自然の流れですが現状は残念というほかありません。
施設側から直接クーポンやお得な情報を発信する機能もマイビジネスには存在します、ユーザー還元は大切ですが減らすことの出来る負担もあるのです。
情報サイトでクーポンを付けるのを止めた途端に来客に影響が出て、仕方がないからクーポンを再開したと愚痴を聞かされた事がありました。
愚痴を言いたくなるのももっともだなと・・・と思っていたら、暫くたってから別のオーナーからも同じ様な話を聞きました。
コンビニよりも店舗数が多く熾烈な競争を強いられている美容業界は結構深刻だなと率直に思った次第ですが、今、判断を迫られているタイミングなんだな、って思い、Googleで情報整備や運用方法をレクチャーしながらGoogleに最適な表示してもらう幾つかの提案をしました。現在頑張っている様子ですが、時々もらう問い合わせでも回数を重ねる度に生き生きとしてきています。
今は辛抱の時いつか良くなると祈るか、時代の流れが変わった今、流れに任せるよりも自身で変化に追いつこうと思うかは重要な判断です。
日々進化しているGoogleマップ
Googleマップを利用している方なら覚えがあると思いますが、ローカル検索で施設を訪れた前後に「道案内に満足したか?」「ここはカジュアルな店だったか?」「子供向きの店だったか?」「障害者専用駐車場があるか?」など多くの質問を受けたことがあると思います。
これは重要な情報をGoogleのAIが集めており、このユーザーの情報提供がGoogleマップを進化させ他のユーザーの利便性を上げています。
例えば繁華街で喫茶店と検索すると多くの店がヒットします、検索条件つまりキーワードを入れる事により検索結果表示が変わってきます、「いい感じのカフェ」と検索するとよりマッチしたお店がリストアップされます。
Google アプリ:こんな感じのカフェに行きたい 篇 YouTube
ここにローカル検索とAIの凄さがありユーザーと施設側をマッチングさせ、Googleがもっとも重要視しているユーザーの「お店選び」の失敗を極力回避することと同時に遊び心を刺激して少しでもお店さがしを「困った」ではなく「楽しい気分」で利用してもらいたいとの思いが伝わってきます!
また、僅か週十秒の動画の中にマイビジネスの可能性が詰まっています。気付いている方も多いと思いますが、ユーザー別に趣向性や特徴をAIが精査し「お勧めの店」や店舗情報ページに貴方とお店のマッチ度(おすすめ度)なんかも表示しています。
ユーザーは今いる場所を基準に検索している
ここまでのお話しで分かって頂けると思いますが、検索環境は現在ローカル検索が主流になっています。
ユーザーが情報サイト離れしている要因の一つとして、スマホの小さい画面でユーザーは膨大な掲載店舗から、希望の情報をチェックしながら店を選ぶ必要があり、やっと見つけたお店が遠方だった場合は一から検索する必要があります。
マッチしたキーワードで条件を入れ現在地の周辺検索するのが一番スムーズなのです!
大手情報サイトに紹介されているのはメリットも大きいですが、サイト運営者のさじ加減で表示個所や評価が変わります、沢山費用を掛けた施設が利益を得るようにできているのです、自身の施設の規模や宣伝費を考えた場合、どこに比重を置いて集客すればいいのかは考えるまでもありません。